シーリング工事
シーリング(コーキング)は、外壁や破風板、屋根板金、幕板・帯板、笠木などの様々な場所の雨仕舞としてシーリングを使用します。
シーリング材は紫外線に弱いものが多く、経年とともに劣化します。
シーリングの最も重要な役割は雨水の侵入を防ぐこと。そのために、適切なメンテナンスが必要です。
シーリングの劣化とその原因
ひび割れ・破断
紫外線などの影響によりシーリング材が痩せることで、真ん中のあたりから次第に割れてしまいます。
剥がれ
経年や地震、プライマーの塗布が充分でなかったなどの理由により側面から剥がれてしまうことがあります。
ブリード現象
経年とともに、シーリング材の成分に含まれる「可塑剤」が外壁に染み出してしまい、色が変わってしまいます。
外壁ジョイント部
サイディングボードなどの外壁材ジョイント部のシーリング
01.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。外壁のデコボコに沿って指で丁寧に貼り付けます。
02. 既存シーリング撤去
カッター等を使用し、劣化してしまった既存のシーリング材を撤去します。
この撤去を行う場合を「打ち替え」撤去を行わずに上から新しいシーリングを打つことを「増し打ち」と呼びます。
03.ボンドブレーカーの確認
シーリングを2面接着にするためのボンドブレーカーの有無を確認します。(写真:青いテープ)
無い場合は新規でボンドブレーカーの貼り付けを行います。
04.プライマー塗布
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
05.シーリング充填
新規でシーリング材を充填させます。
シーリングの成分である可塑剤は、ブリード現象の発生だけでなく、経年による硬質化の原因ともいわれています。可塑剤の入っていないノンブリードタイプのシーリング材を使用しすることで、長寿命が期待できます。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
06.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。通常、この上から塗装します。
塗装がクリアー仕上げの場合は、塗装後にシーリング工事を行います。
開口部まわり
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
01.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。窓枠に沿って美しいラインでシーリングを打てるように丁寧に貼り付けます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
02.プライマー塗布
基本的に開口部まわりは、既存のシーリングの上から新規でシーリングを打つ「増し打ち」となります。
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
03.シーリング充填
シーリング材を充填させます。
特に天場部においては雨水が溜まりやすい箇所となります。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
04.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。通常、この上から塗装します。
塗装がクリアー仕上げの場合は、塗装後にシーリング工事を行います。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
破風板ジョイント部
破風板と破風板のジョイント部のシーリング
劣化現象
紫外線や経年などの影響によりシーリング材が痩せたり割れたり、欠損していまうことがあります。雨水の侵入を防ぐために、適切な処置が必要です。
01. 既存シーリング撤去
カッター等を使用し、劣化してしまった既存のシーリング材を撤去します。
破風板のシーリングは「打ち替え」となります。
02.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。
03.プライマー塗布
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
04.シーリング充填
新規でシーリング材を充填させます。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
06.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。
屋根板金ジョイント部
棟板金など、屋根板金のジョイント部のシーリング
劣化現象
紫外線や経年などの影響によりシーリング材が痩せたり割れたり、欠損していまうことがあります。雨水の侵入を防ぐために、適切な処置が必要です。
01. 既存シーリング撤去
カッター等を使用し、劣化してしまった既存のシーリング材を撤去します。
屋根板金のシーリングは「打ち替え」となります。
02.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。
03.プライマー塗布
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
04.シーリング充填
新規でシーリング材を充填させます。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
06.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。この上から塗装します。
帯板・幕板天場部
帯板・幕板と呼ばれる、化粧板の天場部のシーリング
劣化現象
天場部は雨水が溜まりやすく、カビの発生や帯板の腐食の原因になります。
天場部にシーリングを打ち、雨水の侵入を防ぐことが大切です。
01.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。板に沿って美しいラインでシーリングを打てるように丁寧に貼り付けます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
02.プライマー塗布
基本的に幕板・帯板の天場部は、既存のシーリングの上から新規でシーリングを打つ「増し打ち」となります。
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
03.シーリング充填
シーリング材を充填させます。
特に天場部においては雨水が溜まりやすい箇所となります。そのため、できるだけ雨水が流れるようにシーリング材で傾斜をつくります。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
04.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
ベランダ笠木
笠木と外壁との取り合いの部分のシーリング
ベランダの笠木と外壁の取り合いの部分は特に雨水の侵入がしやすい箇所です。
三面交点の場所は雨漏りのリスクがとても高い場所なので、シーリングにて雨水の侵入をふせぎます。
01.養生
マスキングテープでシーリングを打たない面を保護します。板に沿って美しいラインでシーリングを打てるように丁寧に貼り付けます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
02.プライマー塗布
基本的に笠木シーリングは、既存のシーリングの上から新規でシーリングを打つ「増し打ち」となります。
シーリングを打つ前に、プライマー(接着剤)を塗布して接着力を高めます。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
03.シーリング充填
シーリング材を充填させます。
大曜ホームズでは通常、ノンブリードのシーリング材「オートンイクシード」を使用します。
窓やドアなどの開口部まわりのシーリング
04.養生撤去(完了)
充填したシーリング材をしごいて均した後、養生を撤去し完了です。